日本三大地鶏

【名古屋コーチン】

黒板と日本三大地鶏

名古屋コーチンの正式名称は「名古屋種」と言います。 体全体が淡い黄褐色で、雄は翼の下半分と尾羽は黒く光沢があります。 とさかと眼は赤栗色で、脚は鉛色をしています。 雄鶏で約4kg、雌鳥で約3kgにまで育ちます。 産地は名前どおりで愛知県の名古屋市近郊、交配様式は名古屋種×名古屋種の純系で、鶏の飼育日数は約130日です。

【比内地鶏】

主に秋田県の北部で飼育されている鶏です。 比内地鶏は昔から肉の味がよいことで知られており、江戸時代には年貢として納められていたほどです。 秋田県の郷土料理であるきりたんぽ鍋には欠かせない食材で、比内地鶏は鍋物全般にとても良く合います。 交配様式は比内鶏×ロードアイランドレッド系で、飼育日数は約170日です。

【薩摩地鶏】

薩摩地鶏は鹿児島県の養鶏試験場で10年の歳月をかけて作られました。 茶褐色で統一された羽色を持つ美しい鶏で、原種である薩摩鶏は観賞用の鶏として親しまれているほどです。 肉は赤みを帯びており引き締まっています。 産地は鹿児島県で、交配様式は見た目の美しい薩摩鶏×ロードアイランドレッド、飼育日数は約170日です。